ヤチヤナギの挿し木を行いました!
2023年09月18日
先日、ヤチヤナギに挿し木をおこないました。
こちらが現在、弊社で育てているヤチヤナギです。
ヤチヤナギとは、ヤマモモ科の植物で北海道等の日本北部の湿地帯に自生している植物です。
中世ヨーロッパでヤチヤナギの独特な香りの特徴に着目し、グルートビールの材料として使用されておりました。
グルートビールとはヨーロッパの庶民にも親しみ吞まれていたビールの一種であり、ホップでビールを作るより前の時代に
ハーブで作られていたビールのことです。ヤチヤナギは中世ヨーロッパではハーブとして使用されていたようです。
まだまだ株が小さいですが、少しずつ増やしていき、
ホップではなくヤチヤナギが主なクラフトビールを製造する事を目標としております。
大きく成長し、畑いっぱいにヤチヤナギが増えることを願いつつ挿し木を始めてみました。
今回私たちの行った挿し木の方法です↓
・準備したもの 鉢、ネット、剪定ハサミ、鉢底石、発根促進剤、 挿し木用の土(鹿沼土を今回は使用)、挿し木 |
①挿し木を準備します。
2節2葉で斜めに剪定し、挿し木を作ります。
剪定した挿し木の切り口を水に1時間ほどつけておきます。
※弊社のヤチヤナギは枯れた葉が含まれていたため、葉を少し多めに残しました。
② 鉢にネットを敷き、鉢底石、鹿沼土の順に詰めます。 下から水が出てくるぐらい、十分に水を与えます。 |
③切り口に初根増感剤を付けて、下の葉が少し隠れるまで 土に挿します。 |
④受け皿を設置して鉢植え全体をビニールで覆いました。
毎日1回水をあげて、日陰で風通しの良い場所で観察していこうと思います。
随時変化がありましたら、新着情報にて更新していきます!
初めての挿し木のため成功するかわかりませんが、見守っていきます。
通常の挿し木は初根するまで約5週間かかるとの事でしたが、ヤチヤナギはヤマモモ科ということもあり
通常よりも長くかかる可能性が高いので、ゆっくり経過観察していきます。